ヨーロッパ紀行(1)
久し振りにヨーロッパを訪問して来ました(1)
笹岡 三千雄
やっとコロナがおさまり、2023年5月28日(日)の夜のANA便で羽田を発ち、久しぶりにヨーロッパを訪問して来ました。訪問した都市は、スペインのバルセロナ、バレンシア、チェコスロバキアのプラハ、ドイツのゲティンゲンです。訪問の目的は、私が株主をしているOATアグリオ(株)の子会社を訪問する事と、ロータリー笹岡奨学金の最初の受領者である鳴門出身の宮浦君が現在留学しているゲティンゲンを訪問し、その様子を見て来る事でした。と言うことでチェコのプラハまではOATアグリオ(株)の岡社長と同行し、プラハで宮浦君と合流、ゲティンゲンまで行って来ました。
最初のバルセロナにはドイツのミュンヘン経由で5月29日の昼前に到着し、ホテルにチェックインして昼食後市内観光をしました。もちろんサグラダファミリアに行って来ました。初めてではなかったのですが、今回はほぼ完成していました。常に工事中とのイメージを皆さん持たれているのではないかと思いますが、2026年完成予定とのことです(多少は遅れるかもと現地の人は言っていましたが)。入るとすぐに立派な礼拝堂です(写真1)。ローマ法王が来られてミサもされたとのことです。続いてエレベーターで塔に登りました。まだ少し工事をしているところがありましたが、ほぼ完成していました(写真2)。その後が大変で、降りる時にはエレベーターを使わせてもらえません。らせん階段をやっとのことで降りて来ました。
翌日の朝、高速電車でバレンシアへ移動、約3時間の旅でした。バレンシアはスペイン料理パエリアの発祥の地として知られていますが、そこではOATアグリオ社の子会社、LIDA社を訪問しました(写真3)。この会社は肥料の製造販売から始まり、今は植物の成長をアシストする要素を色々と研究し、その商品化を目指しています。
親会社のOATアグリオ社は農薬・肥料の会社ですが、今はこの分野に力を入れています。この会社の買収が発表された時にはあまり理解していなかったのですが、今回の訪問で企業グループとしての今後の方向性が見えた気がします。これだけでも今回の旅は価値があったと思っています。
バレンシアは地中海沿いにある町で、広い砂浜が長く続いています。夏にはヨーロッパ中から夏季休暇に人が集まるとのことでしたが、訪れたのは5月末で、その準備に皆さんは追われていました。
翌5月31日はバレンシアから空路フランクフルト経由でチェコスロバキアのプラハに移動しました。プラハは一言で言って本当にきれいな町でした。宮浦君が先に来ていましたので合流し、先ずは市内観光、旧市街へ(写真5,6)。旧市街は全て石畳で、革靴では歩き難いなあと感じながらのゆっくりとした散策でした。
次に見に行ったのはヴルタヴァ川に架かる中世建築のカレル橋です(写真7)。1118年に木橋として架けられ、1158年には石橋として架け替えられて以来、当時は旧市街からヴルタヴァ川を渡る唯一の手段だったとのことです。
続いて川の対岸にある丘の上のプラハ城まで車で送ってもらいました。世界に現存するお城の中では最大規模とのことで素晴らしいお城でした。プラハ城の敷地内には立派な教会もありました(写真8、9,10)。プラハ城内の一部の建物は、今はチェコスロバキアの大統領官邸として使われているとのことです。大統領が居る時はチェコの国旗が掲揚されているとのことですが、その日はスイス訪問中とのことで国旗は掲げられてはいませんでした。