ヨーロッパ紀行(2)
久し振りにヨーロッパを訪問して来ました(2)
笹岡 三千雄
プラハでの夕食は、名物とのことでタルタルステーキを食べに行きました。また丁度その季節で、ホワイトアスパラガスを一緒に賞味しました(写真11,12)。もちろん色々な種類のビールも楽しませてもらいました(写真13)。やはり、旅の楽しみは食事ですね。私と宮浦君の向かいの二人は私の元の部下で、奥に居るのがOATアグリオ社の岡社長です。
翌日、6月1日はOATアグリオ社の子会社であるAsahi Chemical Europe s.r.o.を訪問しました。この会社はOATアグリオ社の製品であるバイオスティミュラント(植物成長調整剤)を販売しています。このバイオスティミュラントとは環境・病虫害に対する作物の免疫力を高める効果があり、農家、特に欧米の大規模農家での採用が広がっています。少し前に東欧地域で冷害があり、トーモロコシ農園が被害にあったときに、このバイオスティミュラントを散布するとかなりの部分が復活して助かったとのことです。その後、その農場主数人が感謝を伝えるために日本に来られたことがあったそうです。
ミーティング終了後に空路フランクフルトに移動し、そこで岡社長は帰国の途へ、宮浦君と私は電車でゲッティンゲンに向かいました。ゲッティンゲンに着いたのは夜遅くになってしまい、開いているレストランを見つけるのに苦労しましたが、どうにかケバブの店を見つけ、そこでやっと夕食を取ることができました。
翌6月2日の午前中はゲッティンゲン市内を見学しました。こぢんまりとした美しい街でした(写真14,15)。昔からの大学町で、ゲッティンゲン大学は特に物理学分野が有名です。

昔から多くの世界的に有名な人達が大学を訪問し、数ヶ月から数年滞在していたとのことで、その家の壁には滞在していた有名人の名前が表示されていました(写真16)。この名前は皆さんご存じですよね。
ゲッティンゲン市の旧市庁舎にも行って見ました(写真17)。議場へ入るドアを開ける鍵の大きさにはビックリでした(写真18)。
市内見学の後、ゲッティンゲン市内に古くからある劇場「ドイツ劇場」のレストランの野外テーブルでゲティンゲン・スタンバルテRCの皆さんと昼食を取りながらのミーティングに参加させてもらいました。私の右隣りに居るのが宮浦君のホストファミリーをして頂いているSoenke Jaekさんです(写真19)。
ミーティングの後はドイツ劇場を見学させてもらいました。百数十年の歴史がある劇場とのことで、舞台装置・衣装は勿論のこと、カツラも内製しているとのことでした(写真20)。
その日の夕食は私が宿泊しているホテルのレストランで宮浦君と二人でドイツ料理とドイツワインを楽しみました(写真21)。
翌日、6月3日の午前中はゲッティンゲン大学を見学しました(写真22)。大学の食堂で昼食を取った後(写真23)、電車でフランクフルトへ移動し、6月3日夜のANA便にて羽田に向けて出発、翌4日の17時前に帰国しました。以上が今回のヨーロッパ訪問です。