映画「風のマジム」を作ろうとなぜ思ったのか(前編)
映画「風のマジム」を作ろうとなぜ思ったのか(前編)
学友会会長 笹岡三千雄
この度、映画「風のマジム」が関友彦プロデューサーと芳賀薫監督の手により完成しました。9月12日より全国公開の予定です。私はエグゼクティブプロデューサーとして名前を入れて頂いています。
私は子供の時から映画が好きでした。その頃は「三本立て」の時代で、映画館に行くといつもいっぱいの時代でした。初めて見た映画は、うろ覚えですが、嵐寛寿郎の「鞍馬天狗」ではなかったかと思います。次に覚えているのが「月光仮面」です。
映画関係の人間でもなく、ただ好きと言うだけでなぜ映画を作ることになったのか。それは、少しお金に余裕ができ、子供達も独立して心配がなくなり、70も半ばを過ぎ、さて死ぬまでに何をしようかと考えた時に映画と言う言葉が頭に浮かんできました。そこでいつもの呑み仲間と話をして映画を作ってみようとなりました。それから約2年、月に1回程度のペースの呑み会で集まり、自分が読んだ本を紹介し合いました。その結果、原田マハ原作の「風のマジム」でやろうと言うことになりました。この物語は、沖縄の会社で派遣社員として働いている「マジム」が社内ベンチャー募集に応募して、色々と苦労しながら南大東島のサトウキビを使ってラム酒を造ると言う話です。
この呑み仲間は舞台役者をやっているので、そのつながりから関プロデューサーと知り合い、あとは関さんが全て進めてくれました。ただ一つ関さんにお願いしたのは、上から目線の映画にはしないでほしいと言ったのを覚えています。つまり、観客に対して「こんなこと知らないだろう」と言うような映画にはしたくないと言う意味です。おかげでその思いのとおりの映画になったと思います。
もちろん、見た後の感動のある映画にはする必要があります。感動には非日常での感動と日常の感動があると思いますが、この映画は日常生活の中での感動を感じてもらえる作品だと思います。



