ショパンの生まれ育った国、ポーランドへ5年間留学しました。

石崎愛惟
国際ロータリー財団 2015-2016 年度 地区奨学生
ポーランド国立ショパン音楽大学大学院 Uniwersytet Muzyczny Fryderyka Chopina

ショパンの生まれ育った国、ポーランドへ5年間留学しました。学費が無料の国もありますが、ポーランドは国立大学でも外国人であれば学費がかかるので、1年間奨学金を頂けたことは、生活をする上で非常に有難かったです。お世話になり、ありがとうございました。

ポーランドでの生活は、日本とは異なることだらけで、当たり前が当たり前ではないことを様々な場面で実感しました。実際には困ることも多くありましたが、振り返ってみると全てが笑い話になり、この5年間はかけがえのない期間となりました。留学前は何事も正確に効率的にと考える性格でしたが、今は「どうにかなる」精神が身につき、以前よりも何事も楽しめるように、前向きに考えるようにできるようになりました。
このように、音楽以外の学びも多くありましたがもちろんクラシック音楽の本場で、現地で大切にされ続けている音楽や感覚に基づいた音楽づくりも学ぶことができました。言語の習得も留学生の壁となりますが、音楽面で言うと、言葉と音楽は結びついているということが実際に感じられました。田舎でバスを待っていると、明らかに外国人の私にも現地の言葉で躊躇無く話しかけてくれる方々がいらして、もっと喋れるようになりたいと思ったのを覚えています。

必死に授業やレッスンを受け、練習をし、空いた時間に少し1人で外の空気を吸いに出かけると、少し歩くだけで、青々とした緑が一面にひろがる広大な公園も、当時の姿がそのまま復元された世界遺産である旧市街も見られます。また、あちらこちらから楽器の音や歌声が聞こえてきます。冬には白い地面と手の届きそうな高さのグレーの空、夏にはすっきりとした青空とテラスでおしゃべりや食事を楽しむ人々。
このような素敵な環境に身を置けることは、幸せでしかありませんでした。

現地では、私とは違う制度で各国からポーランドへ留学に来ていた高校生たちもいて、その生徒たちの一泊二日の研修の監督として付き添いをさせていただいたりもしました。世界中の人と知り合えて、視界が広がったとともに、日本の良さもより実感できるようになりました。

5年間の留学を終えて昨年帰国し、現在は演奏活動と教育活動、そして音楽教室での指導を行っています。ポーランドでの貴重な経験を生かし、そして伝える活動をしていきたいと考えています。形にとらわれず、ワクワクすることをしたい。私の音楽面も人間面も変化、成長させてもらえたポーランドでの生活、本当に宝物です。

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